栄養豊富なことから、ここ数年大注目の甘酒。「飲む点滴」と呼ばれる理由や飲むタイミングによって効果が異なることをご存知でしたか?
甘酒には2つの種類がある
甘酒には、米麹で作る米麹甘酒と酒粕で作る酒粕甘酒の2種類がありますが、
古くから「飲む点滴」と呼ばれているのは、米麹甘酒の方なのです。
米麹甘酒と酒粕甘酒の違いは?
米麹甘酒は、お砂糖を加えなくても、お米のデンプンから甘みを引き出すため、自然な甘みがあり、
低カロリーなのが特徴です。
一方、酒粕から作られる酒粕甘酒は、甘みが少ないため、砂糖を加え甘さを出しています。
そして、原材料の違いにより、アルコール成分の有無が大きな違いです。
少量ですが、アルコールが含まれている酒粕甘酒と違い、米麹甘酒はノンアルコールなので、お酒が苦手な人でも安心して飲むことができます。
「飲む点滴」と呼ばれる理由は?
米麹甘酒に含まれる成分(ブドウ糖、オリゴ糖、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、葉酸、ビチオン、アミノ酸など)は、私たちが生きていくために必要な栄養といわれています。
これらの栄養素が、病院で打つ点滴の成分とほぼ似ていることから「飲む点滴」と呼ばれているのです。
目的別おすすめの飲み方
甘酒は、いつどんなタイミングで飲んでも効果を発揮してくれますが、より高い効果を求めるなら飲むタイミングを意識してみましょう。
〇ダイエット効果
ダイエット効果を期待するなら、朝や空腹時に飲むのが効果的です。
甘酒の糖分がエネルギーに変わるので、一食分を置き換えて、朝食代わりに飲むのがオススメです。
代謝を高めるビタミンB群が豊富なので、痩せやすい体質になります。
また、甘酒に含まれるブドウ糖の甘みは、満腹感を与えてくれますので、食事の前に飲むと食べ過ぎを防いでくれます。
〇疲労回復
疲れを取りたいなら、夜寝る前に60℃くらいに温めた甘酒を飲むと眠りにつきやすくなります。
甘酒に含まれている成分が、脳をリラックスさせてくれますので、寝ている間も疲れを癒してくれます。
〇美肌効果
甘酒に含まれるビタミンB群やアミノ酸は、肌荒れ予防や保湿に効果を発揮してくれます。
そのためゴールデンタイムである22時~2時に飲むと、寝ている間に、肌に栄養を届けてくれるので、高い美肌効果が期待できます。
ただし夜寝る前は、消化に時間がかかるため、ダイエットには不向きです。
一日の適量は200ml以内ですが、夜飲むなら少量の100ml程度がおすすめです。
効率良く取り入れてみてくださいね。