寒い時期になるとスーパーでよく目にする酒粕。栄養価が高く、女性に嬉しい効果がたくさんあります。
その魅力と簡単な使い方を紹介します。
酒粕とは?
酒粕とは、日本酒を製造する過程で生まれる白い固形物のことです。
蒸した米に麹と水を混ぜて、発酵させた「もろみ」から透明な日本酒を搾り、
その過程で残った白いカスが「酒粕」なのです。
発酵食品として栄養価が高く、旨味成分がたっぷり詰まっています。
スーパーでよく見かける四角い板状になった「板粕」が一般的ですが、柔らかくバラバラになった「バラ粕」やペースト状になった「練り粕」などいくつか種類があります。
原料となる日本酒によって風味もさまざまです。
美容や健康に効果的!
酒粕には、発酵でできたビタミンやアミノ酸などたくさんの栄養素が含まれています。
特に、酒粕だけに含まれている「レジストプロテイン」という食物繊維に似たタンパク質の成分は、整腸作用・ダイエット効果・コレステロールの低下が期待できます。
また美容に良い成分もたっぷり含まれているので、シミ・そばかすの発生を抑えてくれる美白効果や肌の代謝を高めてくれる美肌効果もありますよ。
他にも酒粕には、骨祖しょう症の予防・糖尿病予防・がん抑制など、健康効果も期待できます。
酒粕の簡単な使い方
酒粕は旨味成分であるアミノ酸がたくさん含まれているので、料理に入れると旨味とコクが増し、さらに美味しくしてくれます。
酒粕を使ったメニューといえば、粕汁が定番ですが、日常で取り入れられるよう簡単な使い方をご紹介します。
◎甘酒
鍋に水と酒粕を入れて火にかけながら、ヘラでよく溶き混ぜます。
さっと煮立てたら砂糖(好みの量)を加えて、もう一度火にかけて出来上がり。
お好みで、すりおろした生姜を加えても美味しいですよ。
◎酒粕入り味噌汁
酒粕と味噌は相性が良く、いつものお味噌汁に味噌を減らして
酒粕を入れると、まろやかで美味しくなります。
酒粕には塩分が含まれていないので、塩分カット出来るのが嬉しいですね。
簡単に美味しく、身体の中から温まりますよ。
◎酒粕鍋
鍋物を作る際、調味料として入れるとコクと風味がアップします。
野菜もたくさん摂れるので、栄養満点ですね。
注意点は?
酒粕にはアルコール成分が8%程度含まれているので、お酒が弱い人は気をつけましょう。
しっかり火にかけて、5分ほど沸騰させるとアルコールは抜けますよ。
酒粕は、料理を美味しくするのはもちろん、美容と健康にさまざまな効果が期待できます。
是非、日々の食生活に取り入れてみてくださいね。