今さら人には聞きにくいお茶の出し方。仕事はもちろんプライベートでも役立つお茶出し方法をお教えします。
春は就職・転職の季節。新人はお茶出しなどの細々した業務もこなしていかなければいけません。知っていそうで知らないお茶出しの方法、美しい所作でスマートにできれば女性としての魅力もアップしますよ♪
◎お茶出しのタイミング
いつお茶を持っていくのがいいのか悩みますよね。まず名刺交換中は避けましょう。終わって全員が着席した後に出します。その際、上座から出すようにします。上座には一番役職が上の人が座ることが多いので、わからない場合は上座から出せば間違いありません。また、お客様だけが先に席でお待ちの場合はすぐにお茶を出せるように事前に準備しておきましょう。
◎茶碗と茶托について
茶托と茶碗をセットして運びたくなりますがそれはNG! お盆の上にはお茶を入れた茶碗、茶托、布巾を載せて運び、茶托にはお茶を出す直前にのせます。運ぶ途中でお茶がこぼれると、茶托と茶椀がくっついて不快な気持ちにさせてしまいます。
◎お茶の出し方
お茶を出すときは一旦サイドテーブルか下座の隅へお盆を置きます。そして、相手の右後方から両手で出しましょう。そのときに「失礼します」などの声掛けを忘れずに。また、会議資料やパソコンなどが置かれている場合にも一声かけてよけてもらうようにすると良いでしょう。後方が狭くて通れない等の場合は、「前から失礼します」と声をかければ問題ありません。
◎コーヒー・紅茶の場合
会議が長引いて2杯目を出すときや、初めから希望されたときなど、コーヒーや紅茶を出す場合もあります。その場合も、基本的には日本茶と同じで、カップとソーサーは別にして運び、その場でセットしましょう。カップの持ち手とスプーンの柄はお客様から右側になるようにし、スティックシュガーとミルクは右奥に寄せておくと取りやすくなります。
◎ペットボトルの場合
最近ではペットボトルを出すところも多くなってきています。茶碗と違い、冷めたりこぼれたりすることもなく、持ち帰ってもらうこともできるためメリットは多いです。出す場合は、ただ置いておくだけでなく、夏場なら冷やしておいたり、紙コップを添えておいたりなどの配慮もあるとなお良いでしょう。
まとめ
一言にお茶出しと言っても、様々なルールやマナーがありますが、一番大切なのは相手を思うおもてなしの気持ちです。ビジネスマナーとおもてなしの心があれば女性としてもワンランクアップ間違いなしです♪