人は何事も繰り返すことで覚えると言われています。学生時代、勉強は学校の授業だけを聞いていれば身に付くわけではなく(そんな超人もたまにいますが・・・)、何度も繰り返し復習をして覚えますよね。そのような習性は大人になってからも変わらないものですが、社会人ともなればそんな悠長なことは言っていられません!確かに一度で覚えることが難しいこともありますが、大抵のことは一度で覚えるようにしないといけませんよね。
何度も同じことで注意されていてはさまざまなマイナスが
何度も同じことを注意されていると、自分や周りにさまざまなマイナスを引き起こします。例えば、注意してくれる人の労力や時間を奪ってしまうことになりますから、その人が勤務中に発揮するパフォーマンスの機会が失われてしまいます。結果として、会社にとってもマイナスですよね・・・
そして、初歩的なことでずっと躓いていては、より高度な仕事を任せてもらう機会や、スキルを習得するチャンスを逃してしまい、自分自身が成長する機会も逃すことになります。キャリアアップしたい夢があるのなら、こんなところで躓いていられないですよね。
同じミスを繰り返さないようにするには対策が必要!
せっかくのチャンスを逃さないようにするためにも、同じことでミスを繰り返さないようにするためには対策をとることが必要です。具体的にはどのような対策を取ることが大切なのでしょうか?
普段の行動を見直す
同じ失敗を繰り返すということは、同じ行動を繰り返していることが原因なので、日頃の行動を見直し、改めることが大切です。例えば、せっかく教えてもらったことをその場で覚えた気になっていませんか?一度で完璧にものを覚えられる人は少ないですから、教えてもらったことをきちんとメモに取り、それを何度も見返すなど、能動的に覚えるという習慣を付けると良いでしょう。メモは自分で分かりやすいようにまとめると、すぐに内容を確認できるようにもなりますし、人から聞いた話や自分の考えを整理できるスキルも身に着きます。「しっかりメモを取るように!」と指導する上司はどの職場にもいると思いますが、きちんと効果があることなんですね!
メモを取る以外にも大切なことが!
メモを取る以外にも、自分の意識を変えることでよりミスが減り、万が一ミスが発生してもリカバリーが容易になります。
自分のミスがなぜミスと扱われるのか理由を知る
何度も同じことでミスをしてその度に注意されているにも関わらず、ミスが発生する場合は、自分の行動がミスとなり得る理由や、改善の目的を理解できていない場合があります。例えば、大量のデータを管理する仕事をしているのであれば、ファイル名の付け方や整理の仕方など、ファイルの扱い方のルールが明確に決まっている場合が多いはずです。このルールは決して無駄なものではなく、しっかりとした理由があるから存在しています。例えば、ファイル名の先頭に日付を付けることで、いつ作成したファイルなのかが明確になりますし、後でファイルを探す時に容易になります。作業の効率化という理由があると理解できれば、他者のためにも忘れないようにしようという意識が働くはずです。
人は同じことを8回言われてやっと覚えることができるらしい
余程優れた脳を持っているという訳ではないなら、一般的に何かを覚えるためには同じことを8回繰り返して言われなければならないそうです。もちろん内容によってはそれ以上の回数を要する場合もあるでしょう。とは言え、相手に何度も注意されていては、Part1でご紹介したように、相手の迷惑になりますし、自分自身の成長の機会が失われてしまいます。それを防ぐためにも、1度言われて覚えられないと判断した場合は積極的に復習を心掛けるようにしましょう。
失敗した時のペナルティを自分に課す
人間失敗した時のペナルティがあると緊張感が湧き、失敗を回避しようと行動します。既に注意されたことなのにまた同じミスをしてしまった時に何か自分へのペナルティを決めておくといいかもしれません。何度も同じミスをしてしまうのは、緊張感が欠けている証拠でもあります!もし、「またこのミスを繰り返してしまったらクビになる!」という程のペナルティがあれば、絶対にミスをしないはずです!クビになるというのはちょっと現実的ではないですが、それぐらいの緊張感を持って臨めばミスは減るはずです。何か現実的なペナルティを自分に課し、緊張感を持ちましょう。
成長の機会に!
いかがでしたか?何度も同じミスをして叱ってくれるのはとってもありがたいことです。
反省してしっかり対策を立て、成長の機会にしてください♪