知ってました? パクチーは根から葉、種までぜ~んぶ食べられる上、部分によって味や香りも異なるんです! 知られざるパクチーの魅力に迫ってみました。
☆サラダや薬味に。生で味わいたい「葉」。
色が濃く、色鮮やかなものが新鮮で香りも高い。高い成分が多く含まれているのは葉脈の部分で、かむたびに香りが広がっていきます。やわらかな食感を生かしてサラダやあえ物、肉料理や魚料理のトッピングなどに使うのがオススメです。
☆加熱しても、香りがキープできる「茎」。
筋に沿って切り目を入れると、独特の香りがより引き出されます。かんだときのみずみずしさ、さわやかな風味を生かして生で食べるのはもちろん、加熱しても香りが損なわれないので、おひたしや炒め物にしてもおいしくいただけます。
☆火を通すと、まるでイモみたいな「根」。
葉や茎に比べて、根にはダントツに香り成分が多く含まれています。少々甘みのある風味が特徴で、太いものが特に美味。細かく刻んで炒めたり、スープの出汁に使ったり、根菜のように丸ごと調理することができます。
☆やさしくさわやかな香りが美味な「種」。
実を乾燥させたものがコリアンシード。実は食べられます! 茎や葉とは異なる、さわやかな香りが特徴。肉料理の下味やピクルス液に加えたりと、さまざまな料理の香りづけに。家庭で育てれば、カリッとした食感が楽しい、緑色の若い実も味わえます。
パクチーといえばサラダやフォーのイメージが強いかもしれません。でもそれぞれの部位を上手に使い分ければ、どんな料理にもアレンジが効きますよ!