介護業界が慢性的に人材不足だということは、あらゆるメディアで取り上げられています。
その原因としては、少子高齢化が進む中で、介護を必要とする人の数が圧倒的に増えているという現実と、
介護に対する消極的なイメージが大きいと言われています。
しかし、介護業界が抱える悩みはそれだけではありません。
定着率悪化の原因と退職理由
それが、利用者とその家族によるセクハラです。
これまであまり公にされてきませんでしたが、平成30年度の厚生労働省老人保健健康増等進事業において、
介護事業者に向けて作成されたマニュアルが発表され、その実態への認知が拡大しました。
介護現場は、施設内の個室や利用者の自宅など密室である場合が多く、このようなハラスメントが起きやすい状況です。
また、介護を必要とするのは認知症や高齢者の方が多いため、
このような行為を受けても、ある程度目をつぶり柔軟に対応するようにと事業者側が指導してきたのです。
さらに、そのような行為があったことを、スタッフが言い出せないでそのまま辞めてしまうことで、あまり知られていない状況にありました。
マニュアル化によるハラスメント対策
このような背景から、介護事業者には、利用者やその家族によるハラスメントからスタッフを守ることが重要な役割だとして対策がマニュアル化されました。
このような状況に国が対策を講じるようになったため、これまで我慢していたスタッフの中には、
「患者さんだからと我慢せずに、意見を言えるようになった」と改善に喜ぶ声もあります。
また、各事業所では、独自にハラスメントに対するルールを設けたり新たに入社する介護スタッフに対して説明会を行ったりと、
安心して働いてもらえるような取り組みをするところが増えてきました。
今後の日本の介護業界
より人手が必要となってくることは間違いありません。
まだ働きたいと考える高齢者が、介護施設の清掃などを時短勤務で行うなど、
高齢者が高齢者を支えるといった革新的な働き方が進む業界でもあります。
イメージだけではなく、実際の現場を見て、介護職に挑戦したいと考える人が増えてほしいものです。
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