経済学や経営学など、さまざまな学問には偉人が発見、公表した法則や定理があります。むずかしく感じるその法則や定理も、ビジネスに活かせるものもあるかも♪役立ちそうなものをいくつかご紹介します!
お盆休みが明けても、まだまだ頭も体もぼーっとしているかもしれませんが、ここで心機一転!ぜひ、役立ててくださいね。
パレートの法則
“パレートの法則”とは、イタリアの経済学者ヴィルフレッド・パレートが発見した理論で、経済の全体の数値のほとんどは全体の内の一部が生み出しているというものです。パレートの法則は、「80対20の法則」や「ばらつきの法則」とも呼ばれています。
このパレートの法則は経済だけでなく、自然や社会で起こるさまざまな現象に当てはめられて考えられることが多いようです。 たとえば、パレートの法則をマーケティングに当てはめるとすると、こんな感じです。
「会社で扱っている商品のうち、上位20%の商品が売上げの80%を占める」
「顧客のうち、上位20%の顧客が売上げの80%を占める」
パレートの法則は、売上や顧客を分析し、新たな戦略を考えるヒントになりそうですね♪
限界効用逓減の法則
“限界効用逓減(げんかいこうようていげん)の法則”とは、財の消費量が増えるにつれて、財の追加消費分から得られる効用は小さくなっていくという法則です。何だかわかりづらい!という方もいると思うので、簡単な例を挙げればこのような感じです。
「はじめて車を購入して得られるメリットは二台目の車を購入するメリットよりも大きい」
つまり、「1が2に増えたときより、0が1に増えたときのほうがメリット(効用)は大きい」ということです。一台目の車にたくさん乗れば乗るほど二台目のありがたみは薄れる……というのが、限界効用逓減の法則です。
ビジネスに当てはめると、マーケットにおける商品の消費量が増えると、段々と需要が伸び悩むことがうかがえます。そんな状況を打破するために、新たなマーケティング戦略を検討する必要があります。
むずかしい言葉が多かったかもしれませんが、いかがですか?パレートの法則、限界効用逓減の法則……経済学や経営学を専攻していた方なら少し懐かしい(?)気持ちになるかもしれませんが、そうではないという方にとっては堅苦しいイメージがありますよね。
しかし、このような法則や定理も内容を知ってみると、結構単純な印象を受けた方も多いのではないかと思います♪
Part2でも引き続きご紹介します!