仕事や学校、新しい環境で頑張っている人ほどなりやすいのが五月病です。心身ともに健康でいるために今から対策していきましょう!
新年度を迎え仕事を頑張りたいと思っているのに、なんだか調子が出ない人はもしかしたら五月病かもしれません。病気ではないとはいえ、放っておけばひどくなることもあります。今から対策していきましょう!
◎五月病とは?
主にゴールデンウィーク明けごろから起こる心と体の不調のことで、新しい環境に置かれた人が陥りやすいといわれています。性格的には、まじめ、完璧主義、感情を表に出せないなどストレス耐性に弱い人に多く出やすいと考えられています。
◎五月病とセロトニン
脳内の神経伝達物質のひとつであるセロトニンは「幸せホルモン」とも呼ばれ、ストレス耐性を強くし、精神を安定させてくれる働きがあるため五月病に有効と言われています。五月病対策としてこのセロトニンを増やす方法を考えてみましょう。
◎五月病対策
①体を動かす
運動不足はセロトニンが減少する原因のひとつです。ジョギングや水泳などの有酸素運動はセロトニン増加にとても効果的です。ただいきなり運動しても体を壊してしまうといけないので、仕事帰りに一駅歩くなど、軽いウォーキング程度から始めてみましょう。
②朝日を浴びる
セロトニンは朝日を浴びると分泌されやすくなります。この時期、布団から出るのはつらいですが、朝日を浴びることが大事なので、カーテンを閉めず、朝日の差し込む部屋で寝るようにしてみましょう。セロトニンが増えて生活のリズムが整うと、寝つきも良くなり早起きもつらくなくなっていきます。
③セロトニンを増やす食品を食べる
食べてセロトニンを増やそうということで、セロトニンを作り出すトリプトファンが含まれる食品、乳製品、大豆製品、肉類、赤身魚を食べましょう。またトリプトファンを脳に運ぶために炭水化物も食べなくてはいけません。それらすべてを補うバナナはおすすめの食品です。
◎完璧じゃなくていい
新しい職場や配置替えにより新しい仕事になった人も多いと思います。頑張って成果を出したいし、早く仕事を覚えたいと思うのは当たり前ですが、完璧であろうとすることは心の大きな負担になっています。最初から完璧な人などいないと考えて、失敗を恐れるのをやめましょう。そうすることが五月病の何よりの対策になりますよ!