「これってパワハラじゃないの?」という状況を目撃したり体験したことはありませんか?
もしくは、パワハラを疑われた経験はありませんか?
今回は、パワハラについて事例も交えて詳しくご説明します。
そもそもパワハラってなに?
パワハラはパワーハラスメントの略で、パワーは「権力」、ハラスメントは「いじめ」を意味します。
その為、パワハラとは「権力を使ったいじめ」の事をいいます。
そんなパワハラには、大きく分けて6つの種類があります。
身体的は攻撃
殴る、蹴る、胸倉をつかむ、突き飛ばすなど、直接暴力を振るう行為がこれに当たります。
最近ではモノで殴るなどの暴力は減っていますが、相手に大きな怪我をさせるきっかけにもなります。
精神的な攻撃
侮辱や暴言など、精神を傷つけることをいいます。
「お前のかわりならいくらでもいる」「辞めてしまえ」等の言葉の暴力はもちろん、長期にわたって精神的に追い詰める行為なども該当します。
人間関係からの切り離し
その人にだけ話しかけない、全員参加するような行事に参加させないなど、わざと孤立させる行為をいいます。
話しかけても無視されたり質問をしても教えてもらえないなど、コミュニケーションを遮断する行為は孤立へと導きます。
過大な要求
その人の能力レベルにそぐわない仕事やひとりでは到底できない仕事量を押し付ける等がこれにあたります。
一日で終わる量ではないと仕事をその日に提出するように言われたり、残業を強いられていなくても、仕事を終わらせるために連日残業続きになってしまうなどがあります。
過小な要求
能力や経験に比べて著しく程度の低い仕事ばかりを頼まれるなど、本来の業務とは違う雑務を押し付けることをいいます。
社内の清掃や全く仕事を与えられないなどの事例があります。
個の侵害
業務と関係のない個人情報や、私生活の過ごし方を聞くといった行為のことをさします。
休日や深夜などのプライベートの時間にまで連絡を取り、対応しないと仕事の評価に影響するなどがあります。
パワハラに対する意見の食い違い
今の時代、身体的な攻撃(暴力)というのはとても世間で非難される対象となっています。
その為、学校や会社など様々なところでこの身体的な攻撃は減ってはきている状況です。
しかし、目に見えない、パワハラだと断定できないようなものもあります。
そういった場合に、パワハラをされた側とパワハラをした側の意見の食い違いが起こってくるのです。
部下の成長を思っての行為が・・・
例えば、自分の部下の成長が遅く「早く成長させてあげたい」「もっと教えてあげないと」という、善意で様々な仕事を与えていた上司が、その部下から「パワハラだ」と言われることもあります。
部下の意見としては、他の社員は定時で帰っているのに自分だけ残業をしたり、仕事量が多い事への不満がたまり、精神的苦痛へと変わっているというのです。
このような場合、パワハラというべきか迷うところですが、部下が過剰にストレスを抱えたり、できなかった仕事にたいして「なぜできないんだ」といった発言をした場合、精神的な攻撃に値しパワハラになってしまいます。
「これだから、ゆとりは・・・」
よく、年の離れた上司が部下に対して「これだからゆとり世代は」と「世代」という言葉で部下を評価することがあります。
しかし、これは本人の能力に関係なく発した言葉で、単なる中傷になります。
指示通りにできない部下に対して言いたくなる上司もいるかもしれませんが、部下を指導する際は、ただ事実を伝えて改善を促したり次回へ向けた対応を導くだけでいいはずです。
こういった表現も注意していかなければ、本心ではなくともパワハラ扱いになります。
パワハラはあってはならないものです。しかし、一概にパワハラをしたというのも考えものです。
相手がどんな思いからそのような言動をするのか、しっかり見極める必要があります。
仕事を一緒に頑張る仲間として、日頃からコミュニケーションをとり、お互いに意見の尊重や思いやりを持つことを大切にしていきたいものです。
そうすることで、パワハラという存在は少しずつなくなっていくのではないでしょうか。
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