Part1でご紹介した「男性への強要」、女性でも共感できる話ではなかったですか?
ハラスメントだと感じる事柄は女性も男性も同じなのかもしれません。
褒めたつもりでも・・・
「僕のいる部署は男が僕だけで、他は40代、50代の女性なんです。子ども扱いというか、なめた扱いをしてくるんですよ。まず容姿を『かわいい』って言われるのがすごく嫌なんですが、否定するのも難しいんです。・・・正直気分は悪いですね」(30代男性)
女性に限らず、容姿がかわいらしい男性もいますし、そのような男性は女性の人気を集めます。
誉め言葉として容姿を「かわいい」と評しても、相手が喜んでいるかどうかは別問題ですよね。
こちらの男性は、仕事のミスを容姿も絡めて否定されています。仕事のミスを正しく指摘できなければパワーハラスメントに発展する可能性もあります。
プライベートのことを聞かれる
「バレンタインデーやクリスマスの日に限ってわざわざ『今日の夜はどうやって過ごすの?』とか聞いてくるんですよ。素知らぬ顔をしますけど傷つきますよね」(20代男性)
むやみに恋人の存在を追及することもセクハラに該当することがあります。
関係性がしっかりとれているか、普段の相手との会話などから聞いても大丈夫かなど相手の反応を確認することも大事です。
相手がどう受け取るか次第
このような事例を男性はセクハラだと感じると知って、驚いている人もいるかもしれませんし、これまでに心当たりがあるという人もいるのではないでしょうか?
もちろん、挙げた事例のようなことを何とも思わない男性もいるでしょうが、陰で傷ついている男性もいるでしょう。
これから男性とどのように接すれば良いのか、悪意のない発言をセクハラと受け取られたらどうすれば・・・と悩む人もいると思いますが、大切なのは相手の気持ちいを察することです。
いくら信頼関係が結ばれていたとしても性の否定や強要は絶対にNGですが、仕事から外れたプライベートな話を聞きたいこともあるでしょう。
相手がオープンにしている情報に関しては話のネタとして聞いても良いかもしれませんが、相手がオープンにしていない話は追及しない方が良いでしょう。
また、容姿に関して言及することは避けた方が無難です。褒めるのであれば、仕事の出来や人間性を評価してあげた方が確実に喜ばれるでしょう。
自分が言われて、されて嫌なことは言わない!しない!
大切なのは相手の立場に立って考えることではないでしょうか。
誰しも自身の性別を押し付けられて行動や思想を制限されるのは嫌ですもんね。性別よりもその人の個性、「パーソナリティー」を重んじてあげることが大丈夫です。
加えて当然ですが、ビジネスの場では女性から男性への無闇なボディータッチも厳禁!
皆がお互いを尊重する意識を持てば、世の中のセクハラを初めとしたハラスメントも減りますよね。
まずはあなたがそのような意識を持つことで、世の中は変わっていくかもしれません。