社会人になると求められる会話術。臨機応変に対応するのは、意外と難しいものです。今回は「なるほど」がワンランク上の意味に変わる、魔法のことばを紹介します。
会話の中で相手に同意すると、相手も安心して話をしてくれます。「なるほど」は、状態や理屈を理解し、納得することをしめす言葉。会話では相手の言葉を同意する気持ちを表しますよね。
相づちとして使いやすいため、ついクセのように連発しがちですが、多用しているとちゃんと話を聞いているのか不信感を抱かれる可能性も…。また、目上の人に使うと尊大な印象を与えるので、仕事場では頻繁に使わないのが基本なのです。
☆確かにそうですよね!
まずは基本編。「確か」は信用できること、間違いがないことという意味。会話では間違いがないというニュアンスが伝わります。「そうですよね」という回答に比べ、相手を強く肯定するようなイメージがわきますよね。
☆まさしく、おっしゃる通りです!
「正しい」は正真正銘、確実であることを示します。「まさしく」を冠につければ、普通に「おっしゃる通り」と言うよりも、「本当にそうだ」という実感がふくまれます。相手に強く同調するときに使いましょう。
☆ごもっともです。
疑問がないことを表す「もっとも」に、相手を敬う「ご」をつけた言葉です。目上の人に対して、同調するときに使いやすい言葉になります。クレーム対応のときに「おっしゃることは、ごもっともです」という言葉は、相手の怒りをおさめるのに効果的ですよ。
肯定・同意のことばは、ビジネスシーンにおいて多々登場します。巧みに使って、会話上手になりませんか?