暑い季節も、シャワーで済ませちゃいけない理由は、前回お届けしました。今回は、温度や時間など、暑い季節に意識したい効果的な入り方をレクチャーします。
1、入浴前に水分補給を!
お風呂に入る前と後に、必ず水分をとりましょう。41℃の湯に15分つかると、約800mlの水分が失われる、というデータがあり、浴室の温度が高い夏場はさらに増えます。体内の水分が減ると、血液の粘性が増し、熱中症になりやすくなります。飲むのは水やお茶のほか、特に汗をかいた日は、吸収のよいイオン飲料などでも。
2、温度はぬるめで、ゆっくりと。
湯の温度によって身体や自律神経への影響が異なります。42℃以上では交感神経が刺激されて血液が上がり、身体は興奮状態になりますが、逆に40℃以下では副交感神経が刺激され、リラックス状態に。朝など活動する前は、熱い湯やシャワーが効果的ですが、落ち着きたい就寝前はぬるま湯が向いています。
40℃以下のお湯で10分ほどゆっくり肩までつかりましょう。特に、冷えに悩む人は、夏でも毎日入ることをお薦めします。ぬるま湯が苦手な場合は、体感温度が2℃ほど高まる炭酸系の入浴剤を。炭酸ガスが皮脂から吸収され血管が拡張されて、血流もよくなりますよ。
夏は、日差しや冷房などで体を酷使している状況です。入浴でリラックス、を忘れないでくださいね!